数独の解き方【上級編②】「X-wing(エックス-ウィング)」法

数独の解き方(上級編)の二つ目はX-wing法です。
ある数字が入るマスの候補がXの形をしているところを探し、数字を絞っていく方法です。
数独の解き方(上級編)「X-wing(エックス-ウィング)」法
下図はとある数独の問題を解いている最中の図です。
実は、ここでとあるマスに数字が判明します。
それを見つけるために、まずはピンク色とオレンジ色の2列に注目しましょう。
この2列において9の入り得るマスを探してみます。下図を見てください。
ピンク色の列では、●と○のどちらかに9が入ります。一方、オレンジ色の列では、△と▲のどちらかに9が入ります。
このように、●○▲△の4マスのうち2マスに9が入ることは簡単にわかりますね。
そして、●○▲△の4マスは長方形状に並んでいます。実は、ここがミソ!
同じヨコ列に同じ数字は入れられないということを考えると、2つの9の入れ方として「●と▲に入れる」「○と△に入れる」の2通りしかないことがわかります。
すると、どういうことが言えるのか。
その2通りのどちらであったとしても●と△のどちらか片方に必ず9が入るということが言えるんです。
ということは、下図の赤色ヨコ列において9の入り得るマスは●と△の2カ所に限定され、×印のマスには9が入れられないことがわかります。
同様に「○と▲のどちらか片方に必ず9が入る」とも言えるので、紫色ヨコ列についても×印のマスに9は入れられません。
それを踏まえた上で、赤色ヨコ列の★マス(下図)に注目します。
上記の解説により、★マスに9は入りません。
その上で★マスに入り得る数字を探すと……下の図の灰色マスを考慮すると1しか入れられないことが分かります。
これがX-wing法を使った数独の解き方です。
X-wing法を使うタイミングの判断としては、盤面に4〜6個ほど多めに現れている数字に着目して、その数字の入り得るマスを洗い出してみましょう。
「2カ所しか入らない列が2つあって、その4マスが矩形をなしている!」という場合、X-wing の手筋が使えるのではないかと考えてみましょう。
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なぜ、X-wing法と呼ばれるの?
ここで紹介した方法がなぜ「X-wing(エックス-ウィング)」法と呼ばれるのか?
それは、上記の解法の途中で示した図で説明できます。
説明の途中で以下の図が登場しましたね。
●に9が入るときは▲に9が入り、〇に9が入るときは△に9が入るということでした。
これを直線で結んでみると、
の青線のようになります。
Xの形になっていますね。これがX-wing法の名前の由来です。
このXをいかに見つけるかが、X-wing法を使いこなせるかに繋がります。
問題に挑戦しよう
ここでは「X-wing法」をマスターしました。
この方法を使って以下の問題に挑戦してみましょう!
[問題掲載予定]
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まとめ
- 数独の解き方(上級編)の二つ目としてX-wing法を紹介しました。
- ある数字が入る候補のマスがXの形(長方形の形)をしていれば、X-wing法を使用するチャンスです。
「数独の解き方【上級編③】「Swordfish(メカジキ)」法」へ進む↓
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コメント一覧
めっちゃ有能でした。ありがとうございます(。・ω・。)