数字を記憶するための4つの方法 – すぐにでも実践できる記憶法を厳選!

2020年5月19日

この記事ではこのような内容を紹介しています

数字を記憶するための使える記憶術を紹介しています。

昔から数字を記憶するために多くの方法が考案されてきました。その中でも比較的簡単に日常生活に使える方法に焦点を当て紹介していきます。

それぞれの記憶法には長所と短所があり、人によって向き不向きがあります。自分の生活に使えそうな、そして自分に合った数字の記憶法を探してみましょう。

数字を記憶するための共通の基礎知識

ここでは、数字を記憶するための様々な方法を紹介していきますが、その前にすべての数字を記憶する方法で共通している重要な基礎知識を知っておきましょう。

 

数字は日常生活の中で様々な場面で登場します。

  • 買い物に行ったときの購入した商品の値段
  • 新しい友達から聞いた電話番号
  • 住所登録するときの郵便番号
  • テストに出るから鎌倉幕府の年号を覚える

このように、数字に触れない一日がある方が少ないのではないでしょうか?

そんな身近で常に触れ合っている数字ですが、この数字を記憶するということはなぜか難しいものです。

 

例えば、次のことを記憶しておく必要があったとします。

明日、朝5時に東京駅の北改札口の前に集合する。皇居の写真を取るためにカメラを忘れずに持っていく必要がある。遅れるときは、斎藤君へ電話する。

 

また、このような明日の予定と同時に、次のことも記憶しておく必要があるとします。

斎藤君の電話番号は、08062403442である。

前半の事象と後半の事象、どっちが記憶するの苦労しますか?

大抵の方は後半の斎藤君の電話番号の記憶に手こずるのではないでしょうか?

 

これはなぜでしょう?

行動として複雑なのは前半の明日の予定の方です。後半はただの数字の羅列を覚えるだけの単純なことなのですが、これがすごく難しく感じてしまいます。

この理由は、まさに”単純過ぎるから記憶しづらい”のです。

 

前半は明日の自分の姿が頭の中で想像できます。東京駅の北口に行ったことがあれば、改札の前に自分が立っている姿が想像できるでしょう。

朝5時集合と知って、「朝起きるのしんどいぁ」とか、冬であれば「寒いだろうなぁ」とか様々なことがイメージや印象として脳内に残るでしょう。

 

では、後半の電話番号はどうでしょうか?

080と聞いて、「090ではないのか」などは印象に残るかもしれません。

しかし、そのあとの6などは、「へー6かー」となる人はあまりいないのはないでしょうか。

 

このように、

重要ポイント

数字は無味乾燥過ぎてイメージとして頭の中に残らないことが記憶が難しい原因

なのです。そこで、数字を記憶するために必要なことは、

数字からイメージを作り出す仕組みを自分の中に作ること

です。

 

以下では数字を記憶しやすくするためのイメージの作り方を紹介していくことにします。

それぞれの方法には、長所や短所など特徴があります。また、使いこなすための難易度にも違いがあります。自分に合っているかどうかも重要でしょう。

自分の目的に合った記憶術を探してみましょう。

 

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(記憶法①)数字の語呂合わせを利用する記憶術

難易度 簡単
記憶する数字の適用範囲 2~10桁
長所 うまく語呂合わせを思いつくと、短時間で数字を覚えることができる
短所 慣れないと、なかなか語呂合わせを思いつかない

数字の発音を利用して記憶する方法です。数字の語呂合わせをする方法と言い換えることもできます。

とても簡単で、かなり効率的な方法です。みなさんもきっと一度は使ったことがあるでしょう。

例えば、

1129

という四桁の数字を記憶したいとします。このままでは、だたの数字の羅列なので、次のように数字に読み方を割り振ります。

  • 1 → い
  • 2 → に
  • 9 → く

つまり、

1129 → いいにく → いい肉

と意味のある言葉に置き換えることができました。よって「1129」の代わりに「いい肉」と記憶しておけば、いつでも「1129」を思い出せるということです。

 

詳しい使用方法は以下の記事で説明しています。うまく使えるようになるには、多少慣れが必要かもしれませんが、やり方さえ分かれば今からでもすぐに使える記憶方法です。

 

(記憶法②)数字の形を利用して記憶する方法

難易度 簡単
記憶する数字の適用範囲 2~10桁
長所 一度覚えると長期間(数時間)覚えておける
短所 覚えるのに多少時間がかかる

この記事の初めで数字を記憶しづらいのは、数字からでは頭の中でイメージが作れず、印象に残りづらいからだと説明しました。

そのために、数字を何とかしてイメージ化する方法で印象を強め、記憶する方法を紹介しています。

 

ここでは、数字のイメージ化のために数字の形(形状)に着目します。例えば、「1」という数字は、縦に棒が一本です。これからイメージできるものは、

  • ロウソク
  • 鉛筆

などでしょうか。

同様に、「2, 3, 4, …, 9, 0」もその形状から実在するものを想像します。そして、これらを使って頭の中でストーリーを作るのです。

 

例えば、次の数字の羅列を記憶してみましょう。

10843

私は、上の数字で使われてるそれぞれの数について、以下のリストのようにイメージしました。

  • 1 → 棒
  • 0 → ボール
  • 8 → 雪だるま
  • 4 → 死
  • 3 → 雪だるまの半分(8の右半分なので)

これを使って、「10843」をストーリー化してみましょう。

棒でボールを打ったら、雪だるまにあたって、その雪だるまが死んで半分になってしまった。

という感じでしょうか?

これであれば、頭の中でイメージするのは簡単です。

そして、この記憶術を使って記憶した数字であれば、かなりの時間が経過した後でも思い出せることが多いです。

 

いかに印象に残りやすいストーリーを作り出せるかが、勝負ですよ!

詳しくは以下の記事で紹介していますので、是非試してみてください。

 

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(記憶法③)チャンク化による記憶効率の向上

難易度 簡単
記憶する数字の適用範囲 8~16桁
長所 他の記憶術と併用することで、記憶できる桁数を増やせる
短所

三つめはチャンク化によって記憶の効率を高める記憶術です。「チャンク化」というのは、いくつかの塊に分解してまとめることです。

例えば、以下のような数字があったとしましょう。

45285738

このままの状態と、次のようにチャンク化されている状態では、どちらが数字を記憶しやすいですか?

452-857-38

実際に記憶できるかどうかは置いといて、何となくでもチャンク化された後の数字の方が記憶しやすい印象を持ったのではないでしょうか?

 

重要ポイント

このように、いくつかの塊に数字を分解してしまうことで、記憶効率の向上を図る記憶術があります。それがチャンク法です。

 

チャンク化は他の記憶術と組み合わせて使う場合が多いです。例えば、上で示した「45285738」を「数字の発音を利用して記憶する方法(語呂合わせの方法)」と組み合わせて記憶してみましょう。

 

まず、記憶する数字を二桁ずつにチャンク化します。

45-28-57-38

これを、二語ずつの発音(語呂合わせ)を使って文を作ってみましょう。自分の自由に作ってよいですよ。私は次のような文が思い浮かびました。

死後(45)の庭(28)には、ごっつい菜の花(57)が咲いていて騒がしい(38)

 

チャンク化と語呂合わせの記憶術を併用するときは、このように二桁の塊に分解して文章を作ると文章を作りやすいですよ。

もちろん、チャンク法は「数字の形を利用して記憶する方法」とも併用することができます。詳しは、以下の記事で紹介していますので、是非ご覧ください。

 

(記憶法④)数字の規則性を見つけて記憶する方法

難易度 簡単
記憶する数字の適用範囲 2~10桁
長所 とにかく、早く記憶することができる
短所 数字の形や語呂合わせ法と比べると記憶が長続きしない

数字の規則性を見つけて順番を覚える方法も有効です。例えば、次の数を記憶することを考えましょう。

75264176

八桁の数字であり、ここまで紹介してきた記憶術(「数字の発音を利用して記憶する方法」や「数字の形を利用して記憶する方法」)を使って記憶する方法ももちろんありますが、数字の規則性を見つける方法はもっと早く記憶することかできます。

 

上の数字なら始めの二桁「75」を覚えます。

すると、三桁目は「7」から「5」を引いた数「7-5=2」です。

これで、「752」まで記憶できました。

 

次に、四桁目から三桁分の「641」ですが、これは「752」の各桁から1を引いた数です。

つまり、「752」の各桁の数字の1だけ減らして、「641」となります。

そして、最後の二桁「76」は「752」と「641」の頭の数字です。

 

このようにすれば、始めの二桁「75」を記憶しておくだけで、残りのすべての数字が自動的に出てきます。

 

もちろん、このように規則性を見つけることができるものばかりではありません。

しかし、規則性は見つけようと思えば、意外と見つけることができるのです。

この記憶術の素晴らしいところは、なんと言っても記憶に必要なスピードが速いということです。

これまでに紹介してきた「数字の発音を利用して記憶する方法」や「数字の形を利用して記憶する方法」では、文章を考えたり、ストーリーを考えたりする必要がありました。

 

しかし、この「数字の規則性を見つけて記憶する方法」であれば、規則性を見つけるだけですので比較的早く数字をインプットできます。

ただし、欠点として、一つ目が記憶しやすい規則性を見つけることができるかは数字次第ということ、そしてもう一つが「数字の発音を利用して記憶する方法」や「数字の形を利用して記憶する方法」に比べて、記憶が長続きしないということです。

 

他の記憶術では、数時間後や明日になっても記憶した数字を思い出せることが多いのですが、この記憶術では短時間で忘れてしまうことが多いです。

もちろん個人差がありますので、この方法にハマれば長期的な記憶にも強力な武器となるでしょう。

 

詳しくは以下の記事をご覧ください。

 

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まとめ

  • 四つの厳選したすぐにでも実践できる数字の記憶術を紹介
  • 数字の記憶に重要なのは、以下に印象深く頭に残すことができるかどうか
  • 「語呂合わせ記憶術」は思いつけば、すぐに数字を覚えることができる。しかし、よい語呂合わせが思いつかないときもある。多少の慣れが必要
  • 「数字の形をイメージする記憶術」は、長い期間数字を記憶しておくことができる。しかし、覚えるの多少時間が必要なことが短所となる
  • 「チャンク化による記憶法」は、他の記憶術と併用することで記憶を簡単にし、より情報量の多いものも記憶できるようになる
  • 「数字の規則性を見つける方法」は、数学の数列が好きな人には楽しい記憶法となる。これも思いつけば強力な記憶術であるが、なかなか規則性を見つけることができない場合もある

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