平成や昭和から西暦に変換する簡単な方法 – またはその逆

2020年1月14日

この記事ではこんなことを書いています

”平成・昭和を西暦に変換する方法”、またはその逆で”西暦を平成・昭和に変換する方法”を紹介しましょう。

この記事は、日常生活や仕事で、年号の変換(平成・昭和⇔西暦)をする機会が多い方へ、年号表を使わずできるだけ簡単に、そしてすばやく変換できる方法を紹介します。

ぜひマスターして役立ててくださいね。

平成・昭和と西暦を変換する簡単な方法

年号は、日本で使われてきた和暦と、西洋の西暦とがあります。

現在の日本ではどちらも同じくらい使われています。

 

日常生活や仕事などで、必要に応じて私たちも両方の年号を使い分ける必要があります。

普段テレビを見ているときや、仕事の資料を読んでいるときなど、ふとしたことで和暦を西暦に変換したい場面がありますね。

 

例えば、一方の資料作成日には”1986年”と書いてあり、もう一方には”昭和59年”と書いてあるとき、この二つの資料は、

  • 「どちらが新しいものなのか?」
  • 「2つの資料は何年間の違いがあるのか?」

などを瞬時に知りたいときがあります。

 

そんなとき、

  • 簡単に和暦を西暦に変換できる方法
  • 逆に西暦から和暦に変換できる方法

を紹介しましょう。

もちろん、年号表などは使わず自分の頭の中だけでです。

 

これら年号の変換方法は大きく分けて二つの方法を紹介します。

  • 計算によって年号を変換する方法
  • いくつかの年号を記憶しておく方法

の二つです。

どちらか自分に向いている方法を使えばよいでしょう。

では、まずは”計算によって年号を変換する方法”から説明していきます。

 

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和暦から西暦に変換する方法

まずは、和暦(平成・昭和)から西暦を変換する方法です。

例①:平成16年 → 2004年
例②:昭和62年 → 1987年

 

平成から西暦へ

平成から西暦に変換するときは、平成の年から12を引いて2000を足してください

その数が西暦になります。

$$\text{”西暦”} = \text{”平成”} – 12 + 2000$$

例えば、平成24年は、

$$24 – 12 + 2000 = 12 + 2000 = 2012$$

となり、2012年であることがわかります。

 

この変換方法をイメージするには、時計を思い出すのがよいでしょう。

時計には、12時間制と24時間制がありますね。

12時間制で午後3時を、24時間制では15時と言いますよね。

午後3時(12時間制) = 15時(24時間制)

平成と西暦の関係はこれと同じなんです。

 

和暦を24時間制、西暦を12時間制と考えてください。

例えば、和暦の平成16年を16時と考えると、16時は12時間制では午後4時です。

よって、平成16年は2004年ということがわかりますね。

 

ただし、実際の変換するときは、

$$\text{”西暦”} = \text{”平成”} – 12 + 2000$$

の式を使うのが便利ですので、この式を覚えてしまいましょう。

 

昭和から西暦へ

昭和から西暦に変換するときは、昭和の年から25を足して1900を足してください

その数が西暦になります。

$$\text{”西暦”} = \text{”昭和”} + 25 + 1900$$

例えば、昭和59年は、

$$59 + 25 + 1900 = 84 + 1900 = 1984$$

となり、1984年であることがわかります。

 

1900を足すという操作が最後にありますが、昭和は1900年代しかありえません。

昭和の最後は63年であり、昭和63年は西暦1988年です。

また、昭和元年は1926年だからです。

 

ですので、昭和の変換では、何も考えずに19??年とすればよいでしょう。

昭和の変換は19??年になる

それに、昭和の年に25を足した数を加えればオッケーです。

19??年の??には、昭和の年に25を足した数を入れる

 

西暦から和暦に変換する方法

次に西暦から和暦への変換ですが、これは基本的に”和暦から西暦への変換”の逆をすればオッケーです。

しかし、注意すべきは和暦にするとき、

”平成になるのか昭和になるのか”

がわかりません。

 

例えば、1988年は昭和でしょうか?平成でしょうか?

これは知らないと分からないと思います。

ですので、まずは西暦を見て昭和であるか平成であるかを瞬時に判断できるようになっておきましょう。

 

昭和か平成かを判断する

覚えるべきことは、一つだけです。それは、

1989年が平成元年である

ということです。

つまり、1989年以降の西暦は平成となり、1988年以前の西暦は昭和となります。

 

”1992年は平成”、”1983年は昭和”といった感じですね。

 

少し昭和と平成の判断の練習をしておきましょう。

次の西暦が昭和であるか、平成であるかを答えてください。

  • 1999年
  • 1987年
  • 1989年

答えは、

  • 1999年(平成)
  • 1987年(昭和)
  • 1989年(平成)

ですね。

 

西暦から昭和へ

西暦から昭和へ変換する方法を紹介しましょう。

まずは、対象としている西暦が昭和であるかを判断します。

上で見たように、1988年以前であれば昭和です。

 

確認が終わったら、以下の式で変換できます。

$$\text{”昭和”} = \text{”西暦”} – 1900 – 25$$

 

例えば、1975年であれば、1988以前ですので昭和ですね。

1900を引いて前の二桁を除きます。

$$1975 – 1900 = 75$$

もうここは”引く”作業をせずに、自動的に前の”19″を取り除けば良いでしょう。

この数字から25を引いて、

$$75 – 25 = 50$$

となります。

よって、西暦1975年は昭和50年ですね。

 

西暦から平成へ

次は、西暦から平成です。

まずは、対象としている西暦が平成であるかを判断します。

上で見たように、1989年以降であれば平成です。

 

確認が終わったら、以下の式で変換できます。

$$\text{”平成”} = \text{”西暦”} – 2000 + 12$$

 

例えば、1992年であれば、1989年以降なので平成です。

2000を引きましょう。

$$1992 – 2000 = -8$$

このように、1999年以前であればマイナスが出てきてしまいますが、気にせず進めます。

この数字(\(-8\))に12を足して、

$$-8 + 12 = 4$$

となります。

よって、西暦1992年は平成4年ですね。

 

最後の引き算はマイナスが出た場合は、数字を逆にして、

$$12 – 8 = 4$$

とイメージして計算しても良いですよ。

 

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計算から年号の変換を行う方法のまとめ

ここまでが計算から年号の変換(昭和・平成⇔西暦)を行う方法です。

計算式をまとめておきましょう。

 

【西暦への変換式】

  • (平成 → 西暦)”西暦”=”平成”12+2000
  • (昭和 → 西暦)”西暦”=”昭和”+25+1900

【和暦への変換式】

  • (西暦 → 平成)”平成”=”西暦”2000+12
  • (西暦 → 昭和)”昭和”=”西暦”190025

 

 

いくつかの年号を記憶しておく方法

次に、計算せずに年号を知る方法です。

この方法では、

いくつかの西暦と和暦の対応を記憶しおいて、それを基準として年号を知る

ということをします。

実際にやってみた方が早いでしょう。

 

例えば、次の年号を見てください。

1985年 ⇔ 昭和60年

この対応をあなたが知っていたとします。

 

では、1980年は昭和何年でしょうか?

上の対応を見て考えてみてください。

1985年は昭和60年ということをあなたは知っています。

そして、1980年は1985年の5年前ですね。

ということは、昭和60年の5年前を考えればよいので、

1980年は昭和55年

であるということが分かると思います。

 

これが”いくつかの年号を記憶しておく方法”です。

つまり、上で見た、

1985年 ⇔ 昭和60年

のような対応をいくつか覚えておけばよいということですね。

そうすれば、知りたい年号を覚えている一番近い対応から数えて知ることができます。

 

実は!あなたは既に一つだけこの対応を知っています。

それは、あなたの生まれた年(生年)です!

自分の生年は色々な書類に書く機会が多いですよね。西暦でも和暦でも、これまでたくさん書いてきて知っていると思います。

自分の生年は既に西暦も和暦も知っていると思いますので、年号の対応の一つとして使えるはずです。

 

その他に覚えておくと便利なのは、

  • 昭和40年 ⇔ 1965年
  • 昭和50年 ⇔ 1975年
  • 昭和60年 ⇔ 1985年

のようなキリが良くて、比較的新しい年です。

また、平成は、

  • 平成10年 ⇔ 1998年
  • 平成20年 ⇔ 2008年
  • 平成30年 ⇔ 2018年

を覚えておきましょう。

そして、昭和と平成のつなぎ目の年です。

  • 昭和63年 ⇔ 1988年
  • 平成元年 ⇔ 1989年

このくらいの対応を覚えておけば、日常生活でかなり使えるでしょう。

もちろん、対応は覚えれば覚えるほど年号の変換が早く、楽になりますので、もっと覚えたい人はどんどん覚えていきましょう。

 

では、最後に練習しましょう。

ここで紹介した年号の対応を使って、次の年を和暦から西暦、もしくは西暦から和暦へ変換してみてください。

上の対応を見ながらでもオッケーですよ。

  • 1895年
  • 平成9年
  • 昭和62年

 

どうでしたか?

私の個人的な感想ですが、一つ目に紹介した計算式によって年号を求める方法よりも、こちらの対応を暗記する方法のほうが早いし楽です。

といっても、どちらの方法も良い方法ですから、自分の気に入った方を使えばよいと思いますよ。

 

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まとめ

  • 年号を変換(西暦⇔和暦)する方法は以下の二つがある
    1. 計算によって年号を変換する方法
    2. いくつかの年号を記憶しておく方法
  • どちらか好みの方を使って、生活に役立てよう

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