数字の形をイメージして記憶する方法

数字の形をイメージして、ストーリーを組み立てることで、数字の羅列を記憶する方法を紹介します。
数字を見ると、どれも独特な形をしていますね。「4」だとヨットに見えますし、「8」は雪だるまです。
このように数字の形からイメージできる実態を想像し、それらが登場するストーリーを作ることで、数字を記憶するのです。
この記憶術の長所は、一度覚えた数字はなかなか忘れないということでしょう。一方、覚えるのに多少時間がかかるという短所もあります。
では、以下で詳しく見ていきましょう。
数字の形から実態のあるものをイメージしてみよう
数字の羅列を記憶する際、無味乾燥な数字を自分の頭の中で何かイメージしやすいものへ置き換えてやることで、脳に印象を与え、数字を記憶しやすくする方法
これが、今回紹介する数字の形を利用して記憶する方法です。
早速ですが、実際に簡単な例題を見ていきましょう。次の数字を記憶してみます。
729823
六桁の数字の羅列ですが、これを数字のまま記憶することもできるでしょうが、それでは直ぐに忘れてしまう可能性があります。
そこで、数字の形を利用して脳に強い印象を与え、覚えやすく忘れにくい記憶の方法を使いましょう。
まず、上の覚えるべき数字に対して、それぞれ数字の形から何か実態のあるものをイメージします。
例えば、私は以下のようにイメージしました。
- 7 → 崖の淵
- 2 → アヒル
- 9 → 耳
- 8 → 蜂
- 2 → アヒル
- 3 → アヒル口
としてみました。個人的なイメージですので、「この数字が何でこのイメージ?」となるかもしれませんね。
以下に私の頭の中の絵を描いておきます。
そして、これらのイメージを使って数字の順番通りにストーリーを作っていきましょう。
覚えるべき数字の並びは「729823」でしたので、次のようにストーリーを作ってみました。
崖(7)の上にアヒル(2)がいて、アヒルの耳(9)の周りを蜂(8)がブンブン飛んでいます。そのせいでアヒル(2)の口がアヒル口(3)になった。
多少、意味が分からない部分もありますが、この程度のクオリティでも大丈夫です。
これで、頭の中でイメージとして印象に残りました。
このように、数字という無味乾燥的なものに実際に存在するもののイメージを持たせることで、脳が記憶したものを思い出しやすくするのです。
実際、数字だけをそのまま覚える方法と、このように数字の形を利用して記憶する方法を両方を試してみるとその効果が分かります。
数字だけを覚えた場合、数時間後には高確率で忘れてしまっているでしょう。
しかし、イメージを使った方法で覚えた場合には、数時間後でも思い出せる可能性があります(実際に私はそうです)。
もしかすると明日でも思い出せるかもしれませんよ。
すべての数字を正確には言えないかもしれませんが、かなり高精度で数字を言い当てることができるのではないでしょうか。
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0から9の数字のイメージの紹介
数字をモノや生き物に変換するこの記憶術は、0から9までの数字に対してあらかじめどんなイメージにするかを自分の中で決めていた方がスムーズに進みます。
イメージするものは決まりはなく、他人のイメージを真似するよりも自分でイメージしたものを使う方が良いです。その方が数字を見たときに素早く頭の中でイメージできるからです。
ですので一度、0から9までの自分の中でのイメージを考えてみてください。
さて、自分でイメージを考えると言ってもあまり納得のできるものが思い浮かばないかもしれません。
そんな方に私が考えた数字のイメージを少し紹介したいと思います。参考になれば幸いです。
0のイメージ
「0」はいろんなものをイメージしやすいので、イメージの決定にそんなに苦労はしていないかもしれません。私は以下のようなものを思いつきました。
- タイヤ
- 無(何もない状態)
- 5円玉
- ボール
- 顔
- 卵
- 浮き輪
などでしょうか。「無」などは「無くした」や「消えた」などをイメージに取り入れることができそうです。
また、5円玉は「05」や「50」といった二つの数を同時に表現するために使えるかもしれません。
1のイメージ
「1」も比較的簡単に思いつきそうですね。縦に棒が一本あるだけです。
- 棒
- 木
- ロウソク
- ペン
- 矢
- 一人、一匹
「矢」などは躍動感があってイメージに使うとイメージが動いて印象深いものになるかもしれません。
「一人」や「一匹」というのも、何かと連結させて想像しやすいものです。
2のイメージ
私は「2」のイメージに苦労しました。定番では「アヒル」というのがあると思いますが、それ以外にどんなものがあるでしょうか。面白いイメージがあれば教えて頂きたいです。
- アヒル、白鳥
- シューズ
- ペア
- 2チャンネル
3のイメージ
「3」は「8」を右半分にした形に似ています。また、回転させて見ることで何かイメージが湧いてきそうですね。
- アヒル口(ぐち)
- 「8」の右半分(※「8」は雪だるまに似ているので、半分に割れた雪だるま)
- お尻
- カップラーメン
- チョウチョの羽
- 手錠
アヒル口はそのままですね。「3」は「8」の半分ということで、「8」が同時に登場したときに関連づけて利用できるかもしれません。
また、お尻は「3」を右に90度回転させてみると、クレヨンしんちゃんのお尻みたいではないですか?
カップラーメンは3分でできますよね。3分クッキングもよいかもしれません。
4のイメージ
「4」は直線だけで構成されている少し変わった形をしていますね。三角形っぽいので、そこからイメージを探すのもよいでしょう。
- ヨット
- サンドウィッチ
- 旗
- おむすび
- 死
こんな感じでしょか。まだまだたくさん候補は出てきそうです。
5のイメージ
「5」は難しいと感じました。私もインターネットの力を借りて、次のような候補を見つけ出しました。
- 横顔
- タツノオトシゴ
- フック船長の手
- 碁
などでしょうか。いまいちパッとするのがないですが…。
何かうまいイメージがあれば、教えて欲しいです。
6のイメージ
「6」は、始めに紹介した「耳」以外にも次のようなものを思いつきました。
- 耳
- ゴルフクラブ
- ひらがなの「の」(右に90度回転させると似ています)
- 目(「の」は「へのへのもへじ」で目の部分に使われます)
- さくらんぼ
偶然にも顔のパーツが二つ入っていますね。
7のイメージ
「7」は二本の直線で構成されていますね。これから、イメージしたのは、
- 崖
- 馬(らくだ)の首
- ラッキー(幸運)
- 鎌
などでしょうか。
最後のラッキーはものではないですが、何かうれしいことが起こったことをイメージできそうです。
8のイメージ
「8」は○が上下に二つ並んだ形をしていますね。このようなイメージはどうでしょう。
- 蜂(8の字に飛び回ることも有名です)
- 雪だるま
- 輪ゴム(よくこんな形にして遊んでいませんでしたか?)
- &
- 砂時計
雪だるまは定番ですかね。「&」は8に形が似ています。イメージしたストーリーでは、「何と何」の接続詞「と」として使えそうです。
9のイメージ
「9」は「6」を逆さにした形です。
- 象の鼻
- 苦
- 肩たたき棒(若い人は知らないかな?)
- バルーン
だいぶ苦しいイメージばかりになってしまいました。「苦」などは腹痛で苦しんでいる人をイメージするなどに使います。
自分の中で数字のイメージはできましたか?実際に、これらのイメージを使って数字の羅列を記憶してみましょう。
数字の形を利用して記憶する方法を使ってみよう
ここまでで数字の形を利用して記憶する方法は分かったと思います。
数字を頭の中でイメージできるものに変換し、それらを登場させてストーリーを作っていく
のでしたね。
ここでは、この記憶術を使って実際に数字を記憶してみましょう。
次の数字を記憶してみてください。
20938420
8桁の数字です。数字をそのまま暗記したら難しいですよね。
でも、電話番号は始めの「09(8)0」を除いたら8桁の数字ですから、この数を覚えることができたら電話番号を記憶できる人になるわけです!
以下に私の考えたストーリーを紹介しますが、是非一度自分で考えてみてください。
あるアヒルにボールが当たり苦しんでいると、3分後に雪だるまがやってきて、ヨットに乗れと言います。しかたがないので、アヒルはボールを持って乗り込みました
各数字のイメージは、
- 2 → アヒル
- 0 → ボール
- 9 → 苦しむ
- 3 → 3分
- 8 → 雪だるま
- 4 → ヨット
としています。だいぶ意味不明なストーリーですが、こんな感じでよいのです。
どうでしたか?ストーリーはうまく作れたでしょうか?
よりインパクトの強いストーリーを作れるかがこの記憶法で重要なポイントになります。
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この記憶術の長所と短所
この記憶術は簡単です。大したトレーニングをすることなく、やり方さえ知ってしまえば、すぐに使うことができます。
また、この記憶術の優れている点はかなり長い期間覚えていることができるということです。ここで記憶した数字を数時間後に思い出してみましょう。自作のストーリーさえ思い出せれば、かなりの精度で数字を思い出すことができますよ。
さて、逆に欠点についても述べておきましょう。最大の欠点は、数字を覚えるのに多少の時間が必要だということでしょう。
まず、数字を何にイメージ変換するかを考えて、それからこれらをすべて登場させたストーリーを作る必要があるのですから、時間がかかるのは当然ですね。
それゆえに、長期に渡って記憶が残るのですが、「短期にサッと覚えて後は忘れてもいい」といった数字の記憶には向きません。
また、あまりに長い桁数の数字にも対応できないでしょう。ストーリーがものすごく長くなってしまうと、登場するイメージの数も多くなり、物語を作るのも難しくなります。
まとめ
- 数字の形を実態のあるものにイメージして数字を記憶する方法を学んだ
- 数字の形からイメージしたものでストーリーを組み立て、数字の並びを記憶する
- この方法の長所は位置を記憶した数字は忘れにくく、数時間後、数日後でもかなりの高精度で数字を思い出すことができることである
- 短所は覚えるのに要する時間が比較的長いということ
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コメント一覧
あほ
6も9も耳だと混乱するやろ
r4
5は♪