クルスカル・カウント – なぜそんなことに?!必ず同じ単語を選んでしまう

2020年5月19日

この記事はこんなことを書いてます

”偶然と思っていても実ははじめから結果は決まっていた”という経験はありませんか?

そのような経験をすぐにできるのが”クルスカル・カウント”と呼ばれるものです。

自分で選んだつもりでも、結果ははじめっから決まっていたのです…

衝撃的な結果が待っていますよ。

面白くて不思議なクルスカル・カウント

これから、いとも不思議な現象を紹介します。

それは、クルスカル・カウント(the Kruskal count)と呼ばれるもので、この方法を使うと必ずみんな同じものを選んでしまうという面白い現象が起きます。

百聞は一見にしかずです。まずは、その不思議な体験をみなさんに実感してもらいましょう。

 

クルスカル・カウントを体験する

下の英文を見てください。英語が苦手な人でも大丈夫ですよ。英文を読むわけではないので、まったく英語ができなくても問題ありません。

クライスカル・カウントは数を数えるだけです。

My name is Akiko I am a japanese high school student.
I came to live in America with my family two weeks ago, one day my mother asked me about my school life and I answered that I enjoyed it very much.
But that was not true. I didn’t want mother to worry about me.

一文毎に色を変えています。

まず、青の文章の中から好きな単語を選んでください。何でも構いません。

ここでは、「high」を選んでみました。

そしたら次に、その単語の文字数を数えます。アルファベット4文字なので、4ですね。

「high」ではなく「My」を選んだ場合は2、「japanese」を選んだ場合は8となります。

  • high → 4
  • My → 2
  • japanese → 8

単語の文字数を数えたら、その数だけ単語を進めます。わたしの場合、4なので4単語先の「came」まで進むことになります。※ピリオドやカンマは無視してくださいね。

… high school1 student2. I3 came4 to live in …

「came」まできました。さらに「came」の文字数を数えます。再び4ですね。

同じように、4つ単語を進めましょう。上の英文を見て、4つ単語を進めると次は、「America」です。

またまた、同じように文字数をカウントしてその分だけ単語数を進めます。

このように、進めていくと緑の文章の最後から2単語目の「very」へ辿りつきました。「very」の文字数である4つだけ単語を進めると、赤い文章の「was」に到着します。

はじめから辿った単語は、

high(4) → came(4) → America(7) → one(3) → mother(6) → life(4) → that(4) → very(4) → was

です。

赤い文章へ到達したらそこで終わりです。ですので、いまの場合は最終到達点が「was」であるということになります。

この最後の単語が重要ですので、覚えておいてください。

 

これが”クルスカル・カウント”と呼ばれるものです。ここでカウントのやり方を復習しましょう。カウント方法は次のような手順でした。

  1. 青色の文章から好きな単語を選ぶ
  2. 単語の文字数を数えて、その数だけ単語を進める
  3. これを赤い文章に入るまで繰り返す
  4. 赤い文章に入ったら、そこでカウントを終了する
  5. 最後に到達した単語を覚える

 

さて、今回の場合は最初に「high」を選び、最後の単語は「was」でした。

では、最初に選ぶ単語でこの最後の単語は変わってきそうですね?

しかし、実は…最初にどの単語を選んでも必ず「was」になるのです!

 

他の単語でも試してみる

本当に、はじめにどんな単語を選んでも最終的には同じ単語(ここでは「was」)にたどり着くのでしょうか?

確認するためにもう一回やってみましょう。もう一度、同じ文書を下に表示しました。

My name is Akiko I am a japanese high school student.
I came to live in America with my family two weeks ago, one day my mother asked me about my school life and I answered that I enjoyed it very much.
But that was not true. I didn’t want mother to worry about me.

次は、「school」を選んでみます。この単語は6文字なので、6単語進んで「in」です。さらに2単語進んで「with」…

with(4) → weeks(5) → mother(6) → life(4) → that(4) → very(4) → was

とやっぱり最後は「was」に来ます。

みなさんも他の単語で試してみてくださいね。

 

他の文章ではどうなるの?

クルスカル・カウントはかなり不思議で面白い現象ですよね。

でも待ってください。もしかして、この英文が特別な文章だと思っていませんか?

この文章は私が意図的に同じ単語を選ばせるために用意した魔法の文章だと思っていませんか?

そんなことはありません。この文章は私が適当にその辺から持ってきたものです。

疑わしい人は、自分で違う英文を準備してやってみてくださいね。

 

一応、もう一つ違う英文を用意しておきました。こちらでも試してみてください。

My parents have a camera store.
About two years ago, a man from the United States came into the store. My father did not know what to do.
The man used a little Japanese and asked my father to develop and print a roll of film.

最後の単語は何になりましたか?

 

  • ”クルスカル・カウント”ははじめから結果が決まっている出来レースである
  • クルスカル・カウントの方法は、
    1. 一番上の英文から好きな単語を選ぶ
    2. 単語のアルファベットの数だけ単語を進める
    3. この操作を一番下の英文に達するまで続ける
    4. はじめにどの英単語を選んでも、最後は同じ単語にたどり着く

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